毎日の生活の中で感じたり行動したりすることが生きていることだと思っている方が多いかもしれません。
しかしそれは、日々の現象の中で起こる様々な出来事に対して、脳が反応しているだけに過ぎません。
たとえば、ご馳走を食べたときに美味しいと感じたり、テレビ番組を見て笑ったり、涙を流したりするのも、五感を通して脳が反応していることです。
それは、「生きている」ことの結果を見ているのであって、それらの基となっている「命」について考える人はほとんどいないと言って過言ではありません。
時間的制限を受けた中で、何とか自分の満足感を満たそうと日々努力を重ねている期間、即ち寿命でさえ、「命」なくして存在しないのです。
にもかかわらず、まるで自分の力で生きている、あるいは寿命を自分の持ち物でもあるかのように多くの人は錯覚していて、そのことに全く気付いていません。
命、よろこんでいる